【型紙無料】ガス缶のカバーを自作してみた【DIY】
今回はCB缶のカバーを革で自作してみました。
型紙を無料公開しているので、印刷して活用してください。
作り方をざっくりと説明しますので参考にしてみてください。
なお、今回はCB缶ジュニア用の作成方法を紹介していますが、通常のCB缶と全く同じ作成方法です。
異なる点は、高さの寸法のみですので、異なるサイズのCB缶カバーを作成される場合は任意で調整してください。
準備するもの
サークルカッター
サークルカッターはその名の通り円形に切るためのの道具です。非常に使い方が簡単で便利な道具なので重宝しております。
CB缶
今回はこの120gのジュニアサイズのCB缶カバーを作成します。
作成する際に、CB缶を使って型取りするので必要です。
革(約A4用紙1枚もしくは2枚分)
図面を見ていただければわかりますが、ジュニアサイズはA4用紙1枚ぶん、通常サイズはA4用紙2枚分のサイズの革を用意すれば大丈夫です。
革細工道具
必要な物は以下の記事にまとめています。まだ、道具を持っていない方は参考にしてみてください。
型紙用紙
図面を公開していますので、それを印刷するための紙を用意してください。
なるべく硬い紙がよいので家庭用の印刷機で使用できる光沢紙などをお勧めします。
図面・型紙
CB缶カバー←図面をダウンロードして印刷する場合はこちらのPDFからダウンロードしてください。印刷オプションの「拡大/縮小」の項目を「実際のサイズ」に設定して印刷してください。
下の画像だと印刷した際に縮尺が変わってしまい寸法が狂います。
作成方法
型紙作成
まずは、型紙を作成しましょう。
印刷した図面をもとに型紙を切り抜いていきます。
円形に切る際はサークルカッターを活用しましょう。
直線は定規を使用してズレが生じないように慎重に切り抜きましょう。
定規は当て面に鉄芯が入ったものがオススメです。普通の定規だと裁断する際に定規ごとカットしてしまいかねないからです。ちなみに、↓の商品は滑り止め機能もついており高スペックです。
革の裁断
前工程で作成した型紙を用いて、革を裁断していきます。
まずは、革に型紙を当てて、型紙通りに線を引きます。線を引くと言ってもペンなどで書く必要はなく、先の尖ったもので軽く削るだけでオッケーです。以下の商品が線引きのほかに穴あけにも向いておりお勧めです。
次に、引いた線の通りに革を裁断しましょう。ここでも、サークルカッターを活用しましょう。
裁断したら、事前に穴をあけないといけない箇所に目印をいれましょう。
型紙の上から目打ち等で刺して目印をいれていきましょう。穴の数は図面に記載しているので、数を間違えないように気をつけましょう。一応、計算してちょうどいいピッチになるようにしています、、、
ここまでできたら、次に進みましょう。
革の貼り合わせ
革を縫いつける前に、穴を開けなければなりませんが、それよりも前に革を張り合わせないといけないです。
注意する点は、完成形の状態で貼り合わせないと綺麗な形にならないということです。
簡単に言うと、↓の写真のように筒状の状態にして、各パーツを糊付けしないといけないということです。こうすることで円柱の形が保持されるようになります。そのために、上に貼り合わせるパーツはちょっと長めにして調整しています。
糊付け後↓
このように、丸い形が保持されます。
糊は↓の商品を使用しました。
穴あけ
次に穴あけをしていきます。穴を開ける位置は事前に目印をいれておきましょう。
菱目打ちで均等になるように穴をあけましょう。今回は4㎜ピッチの菱目打ちを使用しています。
縫合
穴を開けたら、その穴に糸を通していきます。
まずは、上部と下部のパーツを縫合しましょう。
次にサイドの部分をクロスステッチで縫合します。CB缶に合わせながら縫合していくと綺麗に成型できます。
仕上げ
縫合が終わったら仕上げをしましょう。
まず、革のヘリの角を落としましょう。その際はヘリ落としを使用してください。
次に断面を綺麗に見せるために仕上げ剤を塗りましょう。
ここまでできたら完成です。
完成
フィット感抜群です。緩すぎず、きつ過ぎずで着脱が簡単です。
CB缶の構造上、横倒しで使用する際に矢印が書かれている方向を上向きにしないといけませんが、その方向がわかるように下の写真のように縫合部分と矢印部分を合わせてカバーをつけています。
外すとこんな感じです。
バーナーと合わせるとかっこいいです。
キャンプに行く際は、調味料入れにいれて持ち運びます。
是非、参考にして作ってみてください。