【図面、型紙無料】OD缶250のカバーを自作してみた【DIY】
今回はOD缶250gのサイズのカバーを革で自作してみました。
自作される方のために、図面と作り方を以下で説明するので参考にしてみてください。
準備するもの
サークルカッター
サークルカッターはその名の通り円形に切るためのの道具です。非常に使い方が簡単で便利な道具なので重宝しております。
OD缶250g
今回はこの250gのサイズのOD缶カバーを作成します。
作成する際に、OD缶を使って型取りするので必要です。
革(約A4用紙2枚分)
図面を見ていただければわかりますが、A4用紙2枚ぶんのサイズの革を用意すれば大丈夫です。
革細工道具
必要な物は以下の記事にまとめています。まだ、道具を持っていない方は参考にしてみてください。
型紙用紙
図面を公開していますので、それを印刷するための紙を用意してください。
なるべく硬い紙がよいので光沢紙をお勧めします。
図面
印刷する際は、印刷オプションの「拡大/縮小」の項目を「実際のサイズ」に設定して、A4で印刷してください!印刷のデータはこちら→「od250 図面(ダウンロード用)」からダウンロードしてください。
↓の画像から印刷すると縮尺が変わるので注意してください。
④⑤⑥のパーツは飾りなので、お好みで加えてください。
作成方法
型紙作成
まずは、上に載せている型紙を印刷してください。印刷オプションの「拡大/縮小」の項目を「実際のサイズ」に設定するのを忘れないようにしてください。
円を切る際はサークルカッターを用いてください。
サークルカッター裏面の軸になる部分は、押し当てた際に痕がついたり穴が開かないように円形のパッドがついていますが、今回はそれを外しましょう。ネジになっているので回して外せます。
円形のパッドを外すと針がでます。この針を軸にサークルカッターを回しましょう。
外した理由は、面であてるよりも点であてたほうが軸が安定するので、綺麗に正円にカットできます。
軸の上から強めの力で押さえて回してカットしましょう。
型紙を切ったら、①と②、⑤と⑥のパーツをテープで連結させましょう。
下の画像に⑤、⑥のパーツがない理由は、作りながら急遽思いついた部分ですのでカメラで撮っていないからです、、、まぁ、シンプルに作りたいなら⑤⑥のパーツはなくてもいいです。
革を裁断
型紙を利用して革にガイドラインをひいて綺麗にカットしましょう。
革の円形のカットもサークルカッターを利用しましょう。革は厚みがあるので型紙を切るときよりも刃を長めにだしてカットしましょう。
穴あけ位置のマーキング
ここでも型紙を利用します。
型紙上に縫い穴を開ける位置を点で示しています。
この点を利用して革に穴あけ位置を記しましょう。
目打ち等の先のとがったもので位置を記しましょう。
円形のパーツも同様です。
さらにガイドラインを引くことで穴あけ位置のずれを最小限に抑えます。
革の接着(③と④、①②と⑤⑥)
次に革の接着をします。③と④は簡単です。①②と⑤⑥のパーツは円柱型に成型した状態で接着しないといけません。
まずは、③と④から説明します。
最初に接着面を削ります。接着面を削ることで、革の表面の汚れなどがなくなることと、毛羽立つことで接着しやすくなります。
削る道具は↓の商品がお勧めです。サンドペーパーは安価というメリットはありますが、すぐに消耗してしまうし局所的な部分がやりづらいです。このデメリットを以下の商品は解決してくれます。
接着面を軽く削ります。
あとは、サイビノール等の革用の接着剤で貼りましょう。
次に①②と⑤⑥のパーツを接着します。
接着面を削る要領はさきほどと同様です。
↓のようにOD缶を利用して型どりながら接着してください。ここが難しいです。
穴あけ
穴の位置をマーキングしているところは、マーキングにしたがって穴をあけましょう。
①②⑤⑥の接着させたパーツが湾曲しているため、穴あけが難しいと思いますが、慎重におこなってください。
糸で縫合
縫い穴をあけたら糸で縫合していきます。
基本的にはクロスステッチで縫合していきます。
①②と⑤⑥をまずは縫い合わせましょう。ここはクロスステッチではなく通常の縫い方です。
次に①②⑤⑥のサイドを縫って結合させます。この際、OD缶に合わせながら縫合しましょう。
サイドが縫い終わったら、カバー上部を縫いましょう。ここもクロスステッチではなく通常の縫い方です
最後に、①②⑤⑥と③④のパーツを縫合します。
必要な糸の長さは約250㎝でした。糸が結構ながくてむずかしいですが、頑張ってください。
これで、ほぼ完成です。あとは水で濡らして型を成型させます。
成型
水を張った容器にドバっと一気に10秒程度つけます。
あとは、OD缶にはめて形を整えてください。
ある程度、指で押さえながらフィットさせたら、風通しのいい場所で自然乾燥させましょう。
完成
乾燥させたものがこちらです。
結構きれいにできました。
OD110gと並べてみました。110gほうの色がだいぶ茶色くなりましたね。もともとは250gの色とほぼ同じでした。革の経年変化が楽しめる部分ですね。
今回は以上になります。
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どうぞ参考までに!