自転車日本一周を経験してわかった必須防災グッズ32選
近年、災害があとを絶たないですね。
東日本大震災以降、例年おおきな災害が起きているように記憶しています。もちろん、東日本大震災以前もおおきな災害がありました。つまり、日本は災害大国といえるでしょう。
例えば最近で言えば、千葉県の台風15号による停電が注目を集めています。電気というライフラインが途絶えることは想像するよりも不便で仕方ないとことだと思います。ましてや、病院等での影響は生命の危機に関わりうるため、今回の災害は非常に甚大なものであることがうかがえます。
災害は、いつどこで起こるかわからないです。
しかし、災害対策は今すぐにでもできます。
この記事を読んだとことをきっかけに、防災グッズを揃えて自己防衛の体制を築いていただければ幸いです。
今回は、僕が約120日間かけて達成した自転車日本一周の経験から学んだ、最低限これさえあれば生きていけるという商品を紹介していきたいとおもいます!
日本一周の経験がなぜ防災の考えに繋がるのか?
そもそも、ぼくが自転車で日本一周した経験がなぜに防災の考えに繋がるのかを説明していきます。この、説明がないと僕の言っていることに根拠がないので、説得力に欠けますね。ですので、しっかり説明していきたいと思います。
日本一周の旅はほぼサバイバル生活
僕は約120日間かけて自転車で日本一周したわけですが、準備金がほぼなかったのでアルバイトを探しながら旅をしていた感じです。あるときは、腹を満たすものがなかったため、蛇や野草を食べることもありました。そのため、限られた財力、道具で生きていかなければならず、生きる上で必要なものを自然と学習することができました。
簡潔に言うと「電気、水、ガス、食料」これらが確保されていれば、生きていくうえで困ることはありませんでした。これらにその他の便利グッズが揃えば十分です。
大規模な災害が起こった際は、避難所での生活が余儀なくされるかもしれません。また、今回の台風15号の影響により千葉の停電が長引いたように、電気の供給がなくなるかもしれません。これは、僕の日本一周中の状況と同じだと言ったら不謹慎かもしれませんが、限られた財力、道具で生きていかなければならない状態に関しては同じ状況といえます。
このことから、僕の日本一周で培っててきた知識は防災の面でも活かせると思います。これがあればよかった!これはべつにいらなかった!というのを的確におさえ、本当に必要な防災グッズを紹介いたしますので、ぜひ参考にして災害に備えてください。
防災グッズ紹介
電気関係
電気の供給が断たれた場合に必要なものを考えてみました。
災害後のニュースではしばしばスマホの充電問題がとりあげられます。
公共施設で列をなして、充電をするという映像をみたことがあります。
そういった問題を解決するために必要なものを紹介します。
ソーラー充電器
これは晴れの日だと最強です。晴れた日だと、日の当たるところに置くことで1時間30分ほどでスマホの充電を0%から100%にすることができます。
ただし、曇りの日は発電量がガクッと落ちてしまいます。少し発電しますが、充電の%の変動は3%くらいです。雨の日は論外です。
ですので、晴れた日に複数のモバイルバッテリーを充電することをお勧めします。
ちなみに↓のように使うことで作業をしながらでも充電することができます。
この商品は防災用でなくても、キャンプ等でも便利ですので是非購入してみてください。
モバイルバッテリー
これは、モバイルバッテリーですがただのモバイルバッテリーではないです。
ソーラーパネル付きのモバイルバッテリーです。
上で紹介したソーラーパネルよりは発電量が少ないですが、ソーラーチャージの機能はあって損はないです。太陽の恩恵は最大限に活かしましょう。
24000mAの大容量モバイルバッテリーであり、iPhonexを6回、Galaxy S6を6回以上フル充電できます。iPadAir にも3回ほどフル充電ができます。ほとんどのスマートフォンにも5-6回以上フル充電が可能です。
また、ledライトも搭載されており、暗闇でも活用できます。
モバイルバッテリーは3個以上持っておいた方がいいと思います。ソーラーパネルがあるからといっても、晴れの日が続くとは限りません。充電系は溜めておきたいです。
USB充電式電池
電池が必要な場合も充電可能な電池がお勧めです。
モバイルバッテリーの電気をこの電池に移して、電池が必要な製品を稼働させることができます。晴れの日はソーラーパネルで充電できます。
かさばるものではないので大量に備えておいてよいものだと思います。
電池式モバイルバッテリー
電池でスマホ等を充電するときに使えます。スマホの充電目安は約0.5回分ですので少し弱いのでメインで使うことはお勧めしません。メインのモバイルバッテリーやソーラーパネルが機能しない場合の最終手段だと考えてください。
大容量ポータブル電源
これはスマホを約40回充電できる代物ですが、いかんせん値段が高いので購入にいたらないかもしれません。また、重量もあり災害時に持ち運ぶのは難しいかもしれません。ですので、場合によっては軽量のモバイルバッテリーのほうがいいと思います。ただ、これを紹介した理由は、長期の停電の場合に非常に役に立つと思ったからです。この大容量のバッテリーとソーラーパネルがあれば電気の復旧まで持ちこたえることができると思います。
防災ラジオ
こちらは防災ラジオになります。
この商品優れている点は、多機能であることです。ラジオ、ライト、充電器の機能が備わっており、さらにソーラーパネルおよび手まわしハンドルによる自家発電ができますので、電気の消費の心配はいりません。
災害時は情報へのアクセスが難しいです。こういった、ラジオをもっておくと役に立つと思います。
水関係
水関係に関しては、水の備蓄は3~5日分が理想とされています。
大人一人あたりの1日に必要な水は、約3リットルいわれています。
この3リットルには飲料用と生活用水が含まれています。
つまり、単純な計算で言えば、大人一人あたり9リットル~15リットルの備蓄が必要であるということです。
↓のリンクの商品は12リットルの水が5年保存で約2000円です。
2000円で理想の備蓄量が揃えてさらに5年も保存できるので、買って損はないと思います。
携帯アウトドア浄水器
備蓄の水だけでは不安という方や、備蓄が持ち運びができない状態があった場合にどうすればいいの?と思ってる方はこちらの商品を買うことをお勧めします。
水中の雑菌の99.9999%を除去してくれるろ過装置です。
下の画像のようにストローのように使用することができますし、パウチのなかに水を入れてろ過することができます。
折り畳みタンク
水の配給を受け取る際はタンクが必須です。
折り畳みタンクは持ち運びやすいしかさばらないのでお勧めです。
ガス関係
ガスはイワタニのガス缶が最強です。
一本で米2合の炊飯が約9回ほどできます。少し多いですが一日に米を4合食べるとして、ガス缶一本でおおよそ4日間は米を食べることができます。
ガスバーナー
ガスバーナーはコンパクトかつ安心して使えるものがよいでしょう。中国製のもの安いものは火力が安定しないため安全性に欠けます。
これはアウトドア用品としても使える逸品ですね。
食料関係
米(無洗米)
食料はやはり米があればうれしいです。米は腹持ちがよいし常温保存ができるすぐれものです。一日に多くて4合食べるとして3日分以上あれば安心ですので、12合分以上は災害用に備蓄したほうがいいでしょう。炊飯のことを考えて1合ずつ袋で小分けにしたほうがいいでしょう。虫がわかないように唐辛子をいれて保存しておくのをお勧めします。唐辛子には防虫効果がありますので米を虫から守ってくれます。
それから、米は無洗米がいいです。米研ぎの水が必要ないので節水できます。ちなみに無洗米は1合あたり230㏄の水を使います。この230㏄分の水がもったいないと思うかもしれませんが、この230㏄のほとんどはお米が吸収しているので230㏄の水を直接飲むことと、さほど変わらないと思っています。そのうえ、栄養分もしっかりとれて空腹をじゅうぶんに満たすことができるので米は最強だと思っています。
僕の日本一周では、日本一周仲間とたまに遭遇することがありました。そのときに語り合うのですが、よく話にあがったのはなんの食料が優れているのか?という話です。パスタ、小麦粉、食パンと色々候補が挙がりましたが、やはり米が優れているということを言っていました。腹持ちのよさが抜群なため空腹によるストレスを感じることは少なくなるでしょう。
以上のことから、米を強くお勧めします。
非常食の米
お湯を入れるだけで作れる米です。お米の調理をするのが億劫なかたはこちらがお勧めです。
米以外の非常食
米以外の非常食が欲しいかたはこちらを検討してみてください。
その他
非常用トイレ
洋式のトイレにセッティングし汚物を凝固剤で固めるものです。水がなくても汚物を処理できるので断水時の在宅避難の場合に必須といえるでしょう。消臭効果もあるので、においの心配はないです。
タオル(薄手)
タオルは災害時に大変役にたつと思います。
用途としては
・水を含ませて体を拭く
・折りたたんで枕として使用
・アイマスク代わり
・その他衛生管理
なんとなく思いつく範囲で言えばこんな↑感じです。まだまだいろんな用途につかえると思います。
あと、タオルは薄手のものがいいです。吸水性も優れており、なおかつ乾きがものすごく早いです。
固形石鹸
衛生面のことを考えたら石鹸は必要になってきます。固形石鹸が持ち運びしやすく長持ちするのでお勧めです。洗髪も固形石鹸でできますし、食器洗いも固形石鹸でできます。
ちいさいタッパーに保存して持ち運びできるようにしましょう。
コッヘル
調理器具は軽量のアルミコッヘルがお勧めです。このコッヘルは米2合分炊けます。
マルチツール
マルチツールはコンパクトかつ多機能な優れものです。
ナイフ、各種工具としての役割を果たしてくれるので役に立つ場面が多いと思います。
寝具
マットが有るのと無いのでは寝心地がまったく違います。硬い地面で寝ることができたとしても疲れがほとんどとれないでしょう。災害で神経がすり減っているなかで睡眠効率が悪いのは致命的です。ですのでマットは必須だと僕は思います。ちなみにエアマットはかなりコンパクトになるので持ち運びも容易です。
寝袋です。睡眠の質を向上させるならば必須です。暖もとれるので冬場はなお必須です。夏場は掛布団のように使えばいいです。
避難所等では大勢の人と同じ部屋で寝ることがあります。他人のいびきが気になって寝られないという状況になるかもしれません。
そういった場合の対策として耳栓も用意しておくのがよいでしょう。
その他(小物)
・歯磨きセット
・雨具
・笛
・ボールペン、マジックペン
・ビニール袋
・ライター
・ラップ(食器の上に敷くことで洗わずに済むため節水になります)
・マスク
・ばんそうこう
・薬
まとめ
以上の32選が僕が必要だと思う防災グッズです。
これらを一気に揃えるのは難しいかもしれません。
ですので、普段でも使うことができるような、カセットコンロやモバイルバッテリーなどを優先的に揃えていけばよいでしょう。
備えあれば憂いなしとはいいますが、備えたものを使う日がこないことを祈るばかりです。
以上です。