初心者必見!革細工(レザークラフト)基本講座①:裁断編
どもペンギン野郎です。
今回は革細工(レザークラフト)を0から始めたい方に向けて、基本的なこと&綺麗に作るコツについて段階を踏んで教えていきます!
まだ、道具を揃えていない方はこちら↓のページを参考にして道具を揃えましょう。
革細工(レザークラフト)基本講座 目次
①裁断編(今回)
②縫い方編
③仕上げ編
基本講座:裁断編
今回は革の裁断の仕方を教えます。綺麗にミスなく作るコツを伝授していきます!
①必ず型紙をつくろう
まず最初のスタートはここからです。
型紙を作ってください。
型紙をつくる際はパソコンを所持しているのであれば「JWW CAD」という無料でダウンロードできる製図ソフトをお勧めします。通称は「キャド(CAD)」と呼ばれています。
それが難しい方は手書きで厚紙に書いても全然かまいません。その場合↓のような方眼紙がお勧めです。あとは90度の角度をしっかり測れるスコヤなどもお勧めです。
綺麗に作るためにはここがかなり肝心です。集中してミスがないように作りましょう。
僕の場合はCAD↓を使って作図です。テキトーに作図しました。
プリントアウトしたものがこれです。光沢紙等の厚紙に印刷していますので、切ったらそのまま型紙として使えますのでお勧めです。
ここまで出来たら型紙を切るのですが、、、その際の失敗を少なくするコツを教えます。
今から型紙どおりに十字の形に切ります。まずは下の画像でいう左側の縦線を切ります。
ここでよくない例をあげます。定規を線に沿ってあてますがこのように↓あてないようにしましょう。
理想は↓の画像のように型紙として使う側に定規をおいて、型紙を保護するようにしましょう。カッターで切る際に誤って定規から離れてしまっても、型紙自体に影響が及びませんからね。
逆に「よくない例」のほうは、カッターが定規から少しでも離れてしまうと型紙自体を切ってしまうため、やり直さざるをえないことになります。ですので、こういった小さなことでも癖づけていくに越したことはありません。
それから、カッターの刃はすぐに切れ味が落ちます。作業効率のことを考え、切れ味が悪いと感じたらカッターの刃を折ることは惜しまないようにしましょう。
ちなみに、上記のことは革を裁断する際も同様に言えます。
↓が切りおわった型紙です。
②革に型を罫書(けが)く
①で作成した型紙を利用して革に罫書いていきましょう。
もしも、表裏一体のものを縫いあわせて、どちらも銀面をオモテ面にするのであれば(つまりまったく同じ形の革2枚を床面同士を接着させ縫いあわせるということ※銀面=革のツルツルする側,床面=革のケバケバする側)、型紙はオモテとウラを使って罫書かないとぴったり同じ形のものが作れないので、注意しましょう。
具体的にみせるとこういうことです。
一枚目は型紙のオモテを目打ちで罫書いて、
2枚目は裏面で罫書きます。
目打ちとはこういうやつです。
今回、例として作成するものは線対称のカタチなので本来はオモテ,ウラを気にしなくてもいいのですが、非線対称のカタチであればオモテ、ウラは気をつけなければいけません。
↓が罫書いたのものです。
③罫書いた通りに革を裁断
ここまでくれば罫書いた通りに革を切るだけです。
先にも述べましたがそのときの注意点は、型紙を切る際の注意点と同様です。
定規をあてる位置を工夫しましょう。
ただ一つここで難点があります。下の画像のように目打ちで罫書いた跡が定規の影によって見えにくくなります。
ミスの可能性を最小限にするために、定規の反対側からライト等で照らしましょう。
僕はこのとき使うライトは取り回しがいいほうがいいと思ったので、モバイルバッテリーに取り付けることができるライトを使っています。
ちなみに、ぼくが使っているライトは↓を改造したものです。
100均に売ってあった蛇腹のものを活用して合体させました。!
さて、ここまで準備ができたら集中して切るのみです。
厚みのあるものを切るときのコツは、切るときに手首を動かすのではなく、腕ごといっしょに動かすイメージで、力を入れて一回で切ろうとはせず、力を入れずに数回に分けて切ることです。それから、切る方向は奥から手前になるようにその都度、革の向きを変えましょう。
こんな感じ↓で切れました。
どうしても、人間の作業なので少し誤差が生じますが、ある程度の誤差なら仕上げの際に修正できるので気にしないでください!
基本講座①:裁断編終了
ではこれで、革の裁断編は終了です。
次は、革の縫い方編です!
しっかり一つずつマスターしていきましょう!
ありがとうございました!